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持ち込まれるヤズマたち

  • 執筆者の写真: tukcuru
    tukcuru
  • 2021年1月15日
  • 読了時間: 2分

「ヤズマ」をご存じでしょうか? そう、トルコに行かれたことのある方は、よくご存じのあのオヤで縁取られたスカーフの事です。

スカーフの地色やプリントされた柄に合わせた色で、様々な技法を用いて作られる縁飾り。「オヤ」。嫁入りの時には、オヤで縁取られた多くのヤズマやタオルや寝具が用意されていました。今は観光客用にお土産として売られている事も多いヤズマですが、トルコから日本に逃れてきているクルド人の女性達も沢山のヤズマを携えて日本にやってきています。

日本でも日常的にヤズマをしている女性もいますが、全ての人が敬虔なイスラム教徒とまでは言い切れないクルドの人達。

今、このコロナ禍で仕事も減り、日本人でも困窮している人が増えていますが、正式な在留資格を持たないクルド人にとっては正にその困窮度合いは言うまでもないものでしょう。

そんな中、クルドの女性たちから、トルコから持ってきたヤズマや、新たに作ったヤズマを売ろうと 沢山のヤズマが持ちこまれてきます。

ぐるっと一周約3m~4m弱、根気よくオヤを編みつけてあるヤズマ。

本当は高く買い取ってあげたいけれど・・・

実は今、トルコでも観光客は減少。トルコ国内で土産用として売られていたヤズマやオヤのアクセサリーは実はダブついているのでしょう。

買い付けて売るには 何とも嬉しい事情ですが、業者から持ち込まれるオヤ製品の価格がどんどん下がっています。

とてもフェアなトレードができる状態ではないのが現状です。日本の物価で暮らす在日クルド人にとっては尚更の事です。。。





順に、今預かっている沢山のヤズマたちを 彼女たちの手間賃を考えて、Harika としてのギリギリの価格でご紹介していきます。

彼女たちの気持ちのこもった手作りのヤズマを、是非手に取ってみてくださいね!


 
 
 

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